愛されるキャラに必要なのは残念さ!! 結城友奈は勇者である2#1 シナリオ分析してみた!!

結城友奈は勇者である2#1「わしおすみ」

脚本:上江州誠

いよいよ、始まりましたね。結城友奈は勇者である第2期!

これを楽しみに生きてきたといっても過言ではないほど、僕はこのシリーズが好きです。なんといっても、「新日常系」という新しいジャンルを開拓……失礼、話すと止まらなくなるので、ここら辺で。

今回のテーマは「残念さ」です!

以前の記事で、キャラへの共感には弱点が必要だと書きました。

が、今回は残念さです。弱点とは少しだけニュアンスが違います。

では、分析していきます。ネタバレ注意です!

起承転結

  • 起:3人と樹海
  • 承:ピンチ
  • 転:協力&勝利
  • 結:祝勝会

前半は樹海の場面、後半は日常の場面です。

この日常と非日常のバランスが非常に難しい。1期ではこのバランスが絶妙で素晴らしいクオリティになっていました。

この第一話では、少し後半の日常が間延びしている感じではありますが、後半に行くにつれて日常成分がなくなってくるので、これでいいのでしょう。

起:3人と樹海

  • 起:3人の朝
  • 承:樹海化
  • 転:攻撃が通らない
  • 結:茫然

3人の朝の様子が描かれています。3人の性格が表れていますね。その後すぐに樹海化し、敵が現れます。

この時の世界の説明ですが、説明を小出しにすることと、須美の真面目キャラで説明セリフ臭さをかなり薄めていていい感じです。

その後、3人は敵の攻撃に翻弄され、その強さに主人公である須美は茫然としてしまいます。

ちなみに、この第一話での戦闘シーンでは基本ターン性みたいな構造をしており、敵の攻撃、その反応で動く、敵の攻撃という感じになっています。

これは、戦闘が「なんかすごいことやってる」という感じではなく、「3人がバラバラに戦っている」ということを伝えようしているという意図があるのでしょう。

承:ピンチ

  • 起:どうすればいいか?
  • 承:銀の助け
  • 転:一気飲み
  • 結:園子のひらめき

どうすればいいのか分からない須美。この真面目キャラではあるけれど、相応の幼さが見えますね。

そこに敵の攻撃で須美を庇った銀が水で窒息しそうになるも、水を全部飲み干し、切り抜けます。

この一気飲みで3人の空気がやわらかいものになり、園子がひらめきます。

この水を飲み干すというのは、意外性があり、また今回のポイントである「残念さ」もあって非常にいいシーンです。残念さについては後述。

転:協力&勝利

  • 起:園子の防御
  • 承:銀の特攻
  • 転:鎮魂の儀
  • 結:勝利

ここでバラバラだった3人が初めて協力します。ありふれた展開ではありますが、このお話のテーマを考えると、しっくりくる展開ですね。

園子が守り、須美がアシスト、銀が特攻し、なんとか敵(バーテックス)を退け、勝利します。

ここで写真が撮れていないというのは、何かの伏線かもしれませんね(深読み)

そうして、須美の真剣な顔がアップで映し出され、次のシーンへ移ります。

結:祝勝会

  • 起:須美の悔しさ
  • 承:祝勝会を提案する
  • 転:三人と仲良くなる
  • 結:名前
  • ED
  • デスポエム

須美は悔しさと自分一人ではダメだということを悟り、2人と仲良くなるために祝勝会を開きます。

ここで、今回のポイントである「残念さ」が出てきます。

残念さというのは、キャラの残念なところで笑いを作り、愛されるキャラにする仕掛けです。

などのようにそれぞれのキャラに残念成分がありますよね。

個性が出て、キャラに重層的になり、キャラが立った状態になっていますね。

ちなみに、ここでいう残念さは「弱点」とは少し違います。

弱点は戦闘などを盛り上げるためのネガティブな意味。

対して、残念さは「笑い」を生むといったポジティブな意味です。

この残念さが日常と非日常との間でギャップを作りに貢献しているところもポイントです。

そうして、仲良くなった結果として、「あだ名」や「呼び方」が変わっていきます。

そして、最後にデスポエム!(ファフナーとか見てると、よくありましたよね)

ここまで、ほのぼのとした日常系な感じがED後のデスポエムでただの日常系じゃないことを暗示させます。このギャップが新日常系の最大の強みですね。ぞくぞくします!

あと、デスポエムはフックになっているというところも忘れずに!

終わりに

今回のポイントは「残念さ」でした。

残念さは弱点と違い、笑いを生み、愛されるキャラとして描くことを可能とします。これはコメディなどで使われる手法の一つですね。ぜひ、活用できるようにしていきたいですね!

また、第一話の方向性から、今回のテーマは「友達」や「絆」といった繋がりがキーワードになってくるのでしょう。

今後はそういったキーワードがこの物語の中でどのようにフォーカスされていくかも注目していきたいです!

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では、また次回!

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