キャラのセリフが面白さを形作る!? 葛藤を作り出す技術、「裏腹」!!

キャラがイキイキしないときってありますよね?

裏腹という技術を紹介します。

かなり基礎的な技術なので、いろんなところに応用できます。

この技術でキャラをイキイキさせて、キャラをより魅力的にしていきましょう!

裏腹とは?

裏腹とは「本心とは違うことを言葉にすることで、本心を強調させるテクニック」です!

例えば、主人公に好き好きと言ってくるヒロインと普段は主人公を嫌っているヒロインがいたとして、双方からバレンタインのチョコを渡されたときって、同じチョコで同じ好きの量でも、重みの分かりやすさが違ってきますよね。

普段は慕ってくれるヒロインはもちろん、バレンタインにはチョコをくれます。が、嫌っているヒロインはくれるかは分かりません。わざわざ好きでもない相手にチョコを作って渡すとはふつう考えにくいです。

故に、同じようにチョコを渡されても、嫌っているヒロインの方が意外性がでて好きが分かりやすくなります。これが、裏腹です。

裏腹はこの建前である言葉と本心のギャップが大きければ大きいほど意外性が出ます。

また、本心を言わないor言えないでいる裏腹は、そのキャラの中に葛藤がある状況です。

「ドラマとは葛藤である」という言葉があるように、葛藤は物語の波を生みだします。故に、その内心を掘り下げるだけでも一個のドラマになります。

加えて、副次的ではありますが、セリフに面白さが生じるようになります。

告白するシーンを例に挙げると、主人公が告白してヒロインの返事が「私も」だとありきたりですが、「大っ嫌いよ!」と言ってニッと笑うと少し印象が違いますよね。ちょっと悪戯っぽいキャラになります。

これによって、告白シーンがただの告白シーンじゃなく、キャラの性格を表す印象的なシーンにもなります。

ただし、使い過ぎると野暮ったくなってしまうことがあるため、ここぞというときに使うといいかもしれません。

実例!!

ゼロの使い魔

裏腹の代表的な例はツンデレ! なので、ルイズを選択しました。

ルイズは普段、主人公のサイトに対して「バカ犬!!」と言っています。でも、その裏ではサイトが他の女の子に浮気することに泣いていたり、自分への自信のなさを感じたりするなど可愛い側面があります。

通常のツンデレでも言葉では「別にアンタのためにやったわけじゃないんだからねっ!」と言っておきながらも、本当は「主人公のためにやった」という可愛い裏腹があります。

今はチープ化してしまいましたが、かつて一時代を築き上げたほどでした。

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン #2

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの第2話では裏腹が4つも使われています。

その中の一つをご紹介します。

自動手記人形という手紙を代筆する部門にある女性客が訪れます。

その女性客は言い寄られた男性に色よい返事をただ返すのではなく、少し駆け引きをするような文面を代筆依頼します。が、ヴァイオレットがストレートに書いてしまい、相手の男性が怒ってしまいます。

そうして、女性客は「愛していたのに……」と涙を流します。 

ここでは、相手を試すためにわざと色よい返事をしようとしないという裏腹が使われています。

ただ、色よい返事を返すだけでは恋文になってしまい、その女性客がどれだけ好きかが分かりにくいです。

が、試そうとして失敗し、それによって本心が漏れることによって、本心がより分かりやすくなりましたよね。加えて、印象的なシーンにもなりました。

ちなみに、裏腹という技術の名前はこのヴァイオレットの言葉からいただきました。

終わりに

裏腹とは本心とは違うことを言葉にすることで本心を強調させるテクニックです。

言葉の建前と本心とのギャップがあればあるほど、本心が分かりやすく強調されるようになります。

また、本心が言えない状況=葛藤が生じている状況であるため、キャラに厚みが生まれ、かつセリフにも面白さが生まれます。

裏腹は応用することができるテクニックなので、ぜひ使ってみてください!

ただし、使い過ぎるとしつこくなるので、用量用法を守って、ここぞというときに使ってみるとよいかもですね!

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