【ラブコメ】好きな相手にこんな一面が!? シナリオを面白くさせるラブコメパターン「運命」とは!?

ラブコメを書いていて、なんだか物語にマンネリを感じてしまうことってありますよね?

今回はマンネリを解決するべく、ラブコメパターンの一つとして、「運命」というパターンをご紹介します。

もちろん、ラブコメ以外でも応用可能です!

割とみんな知っているけど、見逃されがちなこの技術。

これを意識的に使えるようになれば、さらに物語が面白くなりますよ!

運命とは?

一言で言ってしまえば、「こういう繋がりだったけれど、実はここでも繋がっていたんだ」という過去の運命的な繋がりでキャラの心理的距離を近づけ、読者を驚かせたり、説得力を持たせる技術です。

思わぬところ相手との共通点を見つけたり、新しい一面を見つけたらグッと心理的距離感って近づきますよね。

例えば、たまたま何かの縁で知り合った人が同じ県で同じ町に住んでいたり。自分が好きなマイナーバンドを相手も好きだったり……

などなど、相手の新しい一面を知ることで、意外な印象になったり、思わずドキッとしたりしまいますね。

この運命的な繋がりを明らかにすることで、相手の共通点新しい一面を発見し心理的距離を近づけさせるのです。

同時に読者に運命を明かすことで「そういうことだったのか!」と驚かせたり、「今までの好感触はそういうことだったのか」と納得させることできます。

また、運命はキャラが気づいていない状態明かされた後の変化という2回旨みがあります。明かされた後だと、伏線的な機能しかないですが、キャラが気づいていない状態を描写すると受け手がやきもきする感情が出て、物語を牽引させることができます。

逆に明かされた後後付け伏線としても機能できるので、どうしても変化をつけたいときは使用してみるのもアリかと。

あと、明かされるタイミングも重要です。

話の繋ぎにしたり、問題解決の伏線にしたり、クライマックスに持ってきたりなど、いろいろな使い方ができます。

が、個人的には秘密によって二人の関係に変化が生じるような使い方をすると良いと思います。

ラブコメって二人の関係がどうなるかというラブに半分比重がかかっているわけですから、「喧嘩から仲直りする」「疎遠だった関係が修復する」など関係性に変化をつけると、分かりやすくなるので効果的です。

実例!!

ネト充のススメ

この作品ではこの運命物語の中心(アーク)に据えられている作品です。

あらすじを引用しますと、

「世の中クソだな」
脱サラニートとなった”盛岡森子(もりおかもりこ)”は、
充実した生活を求めてネットの世界へと旅立った!たどり着いた場所は、
ネットゲーム—-通称“ネトゲ”。
ネトゲ世界では、サラサラヘアーの爽やかイケメン”林(はやし)”として新たな生活を始めた森子。
初心者丸出しで死にまくっていたところ、可憐な少女“リリィ”が救いの手を差し伸べる。
「天使だコレーーーーッ!!!!」
リリィとの出会いをきっかけに信頼する仲間もでき、充実していくネトゲ生活。
そんな中、リアル世界では、謎の金髪碧眼・イケメンエリート会社員の”桜井優太(さくらいゆうた)” と衝撃的な出会いを果たす。

ネト充のススメ公式サイトより

このあらすじの主人公の森子と会社員桜井はオンラインゲームで同じギルドに所属しており、とても仲が良いです。しかも、「同じ会社で働いていた人」で、かつ「昔サービスの終了したゲームでの友人」という繋がりがあります。が、二人ともそれに気づいていません。

この「実は同じ会社の人で、昔のゲーム友達」というのがこの「ネト充のススメ」の大枠を引っ張っていくアーク(大目標)になっています。つまり、この作品では「秘密がいつ明らかになるのか?」ドキドキするという面白さが一番重要になってきます。

そのため、秘密が明かされるのはクライマックス物語を綺麗に締めるため使われていますね。

ゲーマーズ!

「ゲーマーズ!」でもゲームの例です。

主人公景太とヒロイン千秋の二人は普段は仲が悪いです。

しかし、二人は別の名前で「同じソーシャルゲームを協力プレイ」しており、かつ、「千秋がゲーム制作を別名で投稿しており、景太はそのファン」でありますが、二人はその繋がりに気づいていません

しかし、アニメ第8話ではその繋がり千秋が知ってしまい、今まで犬猿の仲だった景太への心理的距離グッと近づきます。

また、この千秋が秘密を知ってしまうタイミングが、ぐちゃぐちゃになりかけた人間関係が戻って落ち着いた時。つまり、一難去ってまた一難を演出させるフックにもなっているのです。

この作品はすれ違いの連続で話が進んでいるので、こういう作りになるのも自然ですね。

終わりに

お互いが知らないところで繋がっている。それを知ってしまい、お互いがお互いの新しい一面を見つけ、心理的距離が近づく。まさに運命! そんな技術でした。

今回の2例はどちらもネトゲでの例を取り上げました。

ネトゲは匿名性の高いため、秘密を内包する運命親和性が高いのかもしれませんね。

あと、少し変わったところでは記憶喪失なんかも少しひねった運命の使い方ができます。韓国ドラマで一時期流行っていましたね。

ちなみに、この技術の名前は「ゲーマーズ!」に登場する上原君の「運命すぎるんだよーー!!」という叫びから拝借しました。

ちなみに、この上原君がこの叫びをすることによって、上原君のやきもきする感情に受け手は感情移入して共感しやすくなるという利点があります。いや、本当にゲーマーズは技術が詰め込まれいて勉強になりますね。

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