物語をシンプルに面白くする 逆境(ピンチ)の効果!

この記事では、ピンチの効果についてご紹介します。

小説を書いていると「物語が盛り上がらない」「平坦な感じになってしまう」みたいなことってありますよね。

そんな時は、主人公を逆境(ピンチ)に陥れてみることをオススメします!(ドSじゃないよ!)

しかし、ピンチの演出方法を知ったとしても、それがどのような効果があるのかを理解していないと、意味がありません。

なので、今回はピンチの重要性ついてご紹介していきます。

ピンチの効果を知ることで、物語をシンプルに面白くできるようになりますよ!

ピンチが引き出す強い共感

ピンチは共感を強く引き出すことを可能とします。

共感については別の記事に書きますが、共感させるための要素の一つに、魅力的なキャラは弱みを持っているというものがあります。

  • ウルトラマン「3分しか戦えない」
  • ルフィー「海賊なのに泳げない」
  • アンパンマン「顔のコンディションで力が出なくなる」(女子かな?)

などなど、例を挙げればきりがないくらい魅力的なキャラには弱点があります。

ちなみに、僕の大好きな「政宗くんのリベンジ」の「真壁政宗」もヘタレでアホという弱みを持っています。

この弱みがあればどんなにすごいスーパーヒーローでも、「なんだ。僕と同じじゃないか。分かるなー」という共感を生みだすことができるのです!

そんな弱みを最大限見せることができるシーンというのが、ピンチ!

説明セリフとして弱みを見せるのではなく、シーンとして魅せる必要があります。

登場人物が「実は足の骨が折れているんだ」みたいなことをいうのはなくはないですけど、毎回セリフで説明するとテンポが悪くなってしまうでしょう。

なので、弱みで共感を感じさせたいなら、「ピンチ」をシーンとして描く必要があります。

ピンチが生み出す成長!

「ドラマとは葛藤である」という言葉を見たことがある人も多いはずです。

葛藤や障害などは超えることを前提としています。そして、超えたときキャラが成長します。

効果的なキャラの成長については別の機会にご紹介しますが、不甲斐ない主人公が障害や敵対者に直面し、葛藤し、そして、それらを乗り越え成長した主人公に読者は心を動かされます

例えば、「聲の形」では、耳の不自由な少女をいじめていたが、その標的が次が選ばれ、彼女の辛さなどを感じ、高校生になって再開した際には、彼女の「友達になってください」と手話で伝えます。(改めて見返すと、めっちゃいい話やん!)

また、アニメ「アイドルマスター」は、各キャラの魅力を魅せつつも、それぞれの悩みや葛藤と向き合い、成長していく姿が描かれています。

このようなキャラの成長を垣間見ることができると、キャラへの愛着が深まり、読者もさらにそのキャラ、作品を好きになります。

そんなキャラの成長させてくれるのが、ピンチです!

現状に不自由がなければ、人は変わろうとしません。変わる必要がないからです。故に、キャラをピンチに放り込んでやる必要があるのです。

ピンチに陥ったキャラはそこから逃れるために、悩み、考え、実行し、行動していきます。そうした過程を経て、キャラは成長していくのです。

ただし、ご都合主義でなんとかすると、成長は感じられません。あくまで、主人公の主体的な行動による解決でなければなりません。

あと、、チート系の作品だと苦しみさえしないので障害がない分、成長を別のところで見せるしかありません。

まぁ、キャラの成長は物語にマストなものではないので無理に成長させる必要もないのですが。

ピンチによって、プロットがスッキリ!

先ほどの「ドラマとは葛藤である」に通ずることですが、ピンチを作ることは同時に障害、敵対者を作ることになりますよね。

そして、その障害や敵対者は物語では、超えるべき目的となります。

つまり、物語の方向性が定まります。それは物語全体に背骨が通った状態と表現できるでしょう。

この物語の方向性が定まると「どのように主人公を苦しめられるか?」「その障害を超えるには?」「そのための伏線は?」といった疑問(アバラ骨)が発生してきます。

が、どんなにアバラ骨が伸びても目的という背骨があるため、「そのシーンは必要なのか?」といった判断が容易にできるようになり、物語がスッキリします。

物語がスッキリすれば、読者も物語のラインが掴みやすいため、物語に入っていきやすくなります。

ちなみに、目的を定めるためにピンチを使うなら、物語の最初と最後につけると効果的です。

最初ならその章での目的が定まり、最後なら次の章の目的が提示でき、かつフックになりますから!

終わりに

今回はピンチがもたらす効果についてご紹介しました。

まさに「ドラマとは葛藤である」という言葉は的を得ている言葉で、キャラが苦しみ、悩み、葛藤することによって、物語は転がっていきます。つまり、物語を動かすエンジンなのです。

そして、それを魅せるシーンがピンチなのです。

そんなピンチをなぜ作るのかを理解できれば、物語をもっと面白く展開できるようになります!

ぜひ、主人公をピンチに陥れていってください!(ドSじゃないよ!)

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