キャラを簡単にピンチに陥れる小道具「ゲーム」の使い方と効果!!

この記事では小道具としてちょっと面白い使われ方をしていた「ゲーム」を紹介していきます。

ゲームを小道具に使う利点。それは「ゲームなのに笑えない」というギャップにあります。

ゲームとは本来楽しむもの。でも、ゲームをやることで各キャラのトラウマや悩みなどを掘り下げることによって、「ゲームをやっているのに、なぜか笑えない」というものです。

コメディ作品ならとても使いやすい小道具なのかなと思います。

今回は「ゲーム」を「ゲームなのに笑えない」的な使い方をしている2作品をご紹介していきます!

「王様ゲーム」や「ライヤーゲーム」のようなゲームものを期待してのであればごめんなさい。

ゲーマーズ!

「ゲーマーズ!」はアンジャッシュ法でのすれ違いラブコメで関係性を描いていく作品です。

そのアニメ第8話では「ラブラブ半生ゲーム」というボードゲームをやります。

まず、ゲームの席配置から一緒になりたい人と近くに上手くなれない微妙な位置関係に、それぞれがつい座ってしまいます。

「ラブラブ半生ゲーム」で中ではそれぞれのキャラが望まない展開が広がっていきます。

自分の好きな人が別の男と結婚して、子宝がやたらと恵まれ、それに祝い金を支払うことになる。

一緒になりたい人と一緒になれず、仕事に精を出してトップを独走するも残念な感じになる。

ゲームの匿名アカウントですでに繋がっているなどの運命的な出会いをしており、同じマスのいい感じのマスに止まっているのに、お互いに気づいていない。

などといった、それぞれのキャラがアンジャッシュ的な勘違いを孕みつつ、ドロドロな関係性を「ゲーム」でライトに表しています。

妹さえいればいい。

「妹さえいればいい。」からは「Cat&Chocolate」というゲームが小道具として使われています。

このゲームでは各キャラのトラウマや悩みがライトに掘り下げられていきます。

まず、誰からゲームをするかという順番で「最も学園生活をエンジョイしている人から」というもので1人のキャラを除いて「大学ぼっち」や「いじめで引きこもり」「所属サークルが男女関係で崩壊」などの哀しい過去が自虐的に明かされます。

「Cat&Chocolate」では主人公は「先生をお母さんと言ってしまった」というお題を引き、「中学で母を亡くした」という重い過去が語られ、周囲に気を使われてしまうというゲームなのに笑えない展開に。

極めつけは、ヒロインである那由多が「窓ガラスを割ってしまった」というお題から「学校中のガラスを割り、駆けつけた先生に消火器をぶっぱなし、原付で廊下を爆走する」といった学校への恨みを晴らすといった回答をする。

などのそれぞれのキャラを過去の悲しいことをライトにカミングアウトし「ゲームなのに笑えない」という状況を上手く作り出しています。

ちなみに、この後にヒロインの一人である京はゲームを片付けるときに「親友と同じ人を好きなになってしまった」というお題カードを見て固まってしまいます。

妄想を使わず描写として彼女の抱えている悩みを表しているという点でも上手な小道具の使い方です。かつ、「ゲームのお題なのに笑えない」というところも抑えています。

そして、ゲーム終了後にはあまり辛いことがなかったキャラである不破に、ドシリアスな辛いイベントが待ち受けています。ある意味、このゲームで笑えない状況を作り出しておくことで、この後のシリアス展開の唐突さを上手く緩和しています。

「ゲーム」を使うにあたって

二つの作品に共通するのは、ゲームが簡単に理解できるようなものにしていることです。

ゲームが複雑で理解しにくいものであれば、読者は「理解できず何が起こっているのか分からない」という状況に陥ってしまいます。故に、ルールが分かりやすい簡単なものにするのが好ましいでしょう。

また、「ゲーマーズ!」「妹さえいればいい」では各キャラが抱えている悩みを的確に突くことでキャラの悩みなどを引き出していました。キャラによってイベントを変えられる、ある程度自由度が高いゲームが良いかと。

もし、いい題材が見つからなければ自作してしまうのもアリですね。

まとめ

「ゲーム」は「ゲームなのに笑えない」という状況を作り出し、緊張感の中に笑いを作り出しやすい小道具です。

都合のいいシチュエーション(「ゲーマーズ!」ならマス、「妹さえいればいい。」ならお題等で)を作り出しやすいので、的確に各キャラの悩みを突きやすく、小道具として非常に使いやすいです。

加えて、停滞しそうになったり収集がつかなくなりそうになったら、ターンを別のキャラに回してしまえばいいので、テンポよく展開を転がしていけます。そういう意味でも簡単に使うことができます。

ただし、ゲームを小道具に使う場合、そのゲームが出てくる必然性のある作品、展開じゃないと難しいかもです。

例えば、ゴリゴリのバトルものにゲームの話が出てきたら、バトルを見たいのにゲームの話になってしまうので、ズレた展開になってしまいます。

が、コメディ作品ならゲームをする展開は簡単に作れてしまうのでオススメです。

逆に「ゲームなのに熱くなる」というギャップで使ってみても面白いかもしれませんね。

このゲームという小道具を使って「ゲームなのに笑えない」というギャップを取り込んでみてください!

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