ウマ娘#7から考える物語の可能性 サイレンススズカを救う話

ウマ娘#7もうご覧になられたでしょうか。

なぜ、ウマ娘を取り上げたのかというと、ウマ娘#7を見て物語の新しい可能性を感じたからです。

この記事では簡単にその可能性について紹介していきます。

ウマ娘とは

ウマ娘とは、現実の競馬たちを擬人化美少女化した物語で、原作(史実)を忠実に再現しつつも、エンタメとしてうまく料理している作品です。

一見すると、よくある美少女動物園で、しかも競馬の馬を題材にした擬人化美少女イロモノ系に見えます。が、よくある擬人化美少女もの、ではないのです。

#7のあらすじ
打倒リギルを掲げ猛特訓するスピカのメンバー。スペシャルウィークはアメリカに行くというサイレンススズカと一緒に走る約束をする。そんなサイレンススズカは天皇賞に出馬するも……

ウマ娘が競馬の史実を元にお話しが作られているというのは前述しました。

この#7ではサイレンススズカをフィーチャーされています。

原作(史実)ではサイレンススズカは「左前脚の手根骨粉砕骨折を発症予後不良と診断され安楽死の処置」という最期を迎えています。

しかし、この#7では、サイレンススズカは骨折しつつも、スペシャルウィークたち、仲間のウマ娘と走る約束を守るためにリハビリを頑張るという終わり方をしています。

この「史実では悲しい最期を迎えているはずのサイレンススズカが、アニメでは救われている」という現実を救う物語の可能性。この#7ではそれを垣間見ることができました。

見る人によっては、その当時の思い出を蘇ってきたりして、涙なしには見られないことでしょう。僕自身もサイレンススズカを調べ、2週目、3週目と何週もして、号泣した口です。

ウマ娘では現実での辛く悲しい結末がバックボーンにあるからこそ、この#7は視聴者に深く刺さる物語になりました。

他にも悲しい結末を迎えた馬がたくさんいます。そんな馬をウマ娘として生まれ変わらせて救う。そんな優しい物語ウマ娘なのです。

ちょうど似たようなバックボーンを持った作品をご存知でしょうか。

艦これです。

艦これでも戦争で多くの艦隊が轟沈し、日本は敗戦をしました。戦争の是非はここでは論じることはしません。

そんな敗北の運命や轟沈する最期といった悲しい結末をバックボーンに背負っているからこそ、艦娘たちの和気あいあいとする姿や必死で戦う姿が尊いと感じるのです。

が、アニメ艦これではそういった側面に一切触れることなく、終わってしまいました。ここがアニメ艦これの失敗なのかなと感じています。

こうした悲しい現実に対して「もしも、●●が生きていたら」というIFを作り、悲劇をエンターテイメントとして昇華させることで、悲しい結末をも人は乗り越えていける。

この悲劇を救うという物語の新しい可能性。その広がりを見届けていきたい。

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