流行が予想できる!? 20年仮説について、作戦を考えてみた!

「なかなかお話が読まれない」「PVが低い」みたいな悩みはよくありますよね。

作品が流行とは真逆に進めば進むほど、読まれなくなって評価されにくくなっていきます。

なぜなら、読者が読みたいと思われる作品が、読まれるからです。

流行というのは読者の最大公約数を反映したものになります。

そして流行は20年で一周すると言われています。流行が一周することが理解できれば、より読まれやすい物語が書けるのではないでしょうか。

今回の記事では、その流行の20年仮説について書いていきます。

20年仮説とは?

20年で流行は一周すると言われます。

「10年や15年で流行は一周する」など、周期的なところは様々な推測がなされています。

エンターテイメントの消費スピードがかなり速いところや、エンターテイメントの種類によっても違うようです。

しかしながら、流行は一周するのは確実なようです。

それは、技術革新や経済の波などの世相的な理由や、世代が交代して過去の物語が逆に新鮮に感じたりするのでしょう。

また、過去の人が面白いと思ったということは、面白さはある程度担保されています。

同じ脳の構造をしている人間が見たときに、過去に面白いと思われたものを見るときに、面白いと感じるのは自明の理であると考えられるでしょう。

故に、過去に流行したものが時代を超えて再び流行するという考え方は、かなり確度が高いと考えられます。

20年前は何が流行った?

では、20年前に流行ったものは一体何だったのかというお話になりますね。

この記事を書いているのは「2019年5月6日」です。

そこから20年前くらい前に流行したものから、逆算して考えていきましょう。

1987-1997年
「ロードス島戦記」水野良
「風の大陸」竹河聖
「フォーチュンクエスト」深沢美潮
「宇宙一の無責任男」吉岡平
「スレイヤーズ!」神坂一
「極道(ゴクドー)くん漫遊記」中村うさぎ
「〈卵王子〉カイルロッドの苦難」冴木忍
「十二国記」小野不由美
「爆れつハンター」あかほりさとる
「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」庄司卓
「デルフィニア戦記」茅田砂胡
「魔術師オーフェン」秋田禎信
「タイム・リープ あしたはきのう」高畑京一郎
「月光魔術團」平井和正
「召喚教師リアルバウトハイスクール」雑賀礼史
1998-2002年
「ブギーポップは笑わない」上遠野浩平
「フルメタル・パニック!」賀東招二
「マリア様がみてる」今野緒雪
「キノの旅 -the Beautiful World-」時雨沢恵一
「イリヤの空、UFOの夏」秋山瑞人
「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」滝本竜彦
「クビキリサイクル」西尾維新
「灼眼のシャナ」高橋弥七郎
2003年
「涼宮ハルヒの憂鬱」谷川流
「半分の月がのぼる空」橋本紡
「塩の街 wish on my precious」有川浩
2004年
「空の境界」奈須きのこ
「とある魔術の禁書目録(インデックス)」鎌池和馬
「デュラララ!!」成田良悟
「ゼロの使い魔」ヤマグチノボル
2005-2007年
「狼と香辛料」支倉凍砂
「“文学少女”シリーズ」野村美月
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」入間人間
「ミミズクと夜の王」紅玉いづき
「人類は衰退しました」田中ロミオ
「バカとテストと召喚獣」井上堅二
2008年
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」伏見つかさ
「とある飛行士への追憶」犬村小六
「僕は友達が少ない」平坂読
「這いよれ!ニャル子さん」逢空万太
「ソードアートオンライン」川原礫
「まおゆう魔王勇者」橙乃ままれ
2011-2014年
「ビブリア古書堂の事件手帖」三上延
「戦闘破壊学園ダンゲロス」架神恭介
「NINJA SLAYER ニンジャスレイヤー」ブラッドレー・ボンド、フィリップ・ニンジャ・モーゼズ
「三日間の幸福」三秋縋

NEVERまとめ「 ライトノベルの歴史を本気でまとめてみた!70年代から2014まで【オススメ・決定版】 」より

1987年から始まる「ロードス島戦記」などのファンタジーブームは今の小説家になろうの「異世界転生系」をそのまま表しているのかなと思います。

20年前である2000年代は、ライトノベルの過渡期になっていますね。学園ものなどの走りが始まっている頃です。

ちょうど、現代でもLINEノベルなどの「新しい出版のカタチ」からなる、維新の時代を迎えている頃ですね。

そこから、考えるに「学園もの」が次の流行であると考えることができますが、コンテンツの消費スピードの速さを考えると、一概に「学園もの」とは言えません。

2003年の「半分の月がのぼる空」などは「君の膵臓を食べたい」「月夜の夜に光り輝く」のような「病院少女系」のような作品がすでにあります。

また、「君の名は」のような青春系の作品もすでに出ています。学園ものもしかりです。

が、大流行しているわけではないのと、過渡期でもあるので、今が狙い目なのかもしれません。

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応用方法

20年くらいで流行の周期が一周することが分かりました。また、20年前にどんなものが流行ったのかも、大体把握できたかと思います。

しかしながら、20年前に流行ったようなものを漠然と書くだけでは、流行の上に乗るには不十分でしょう。

エンターテイメントに関しては、その時代の世相が反映されます。

不景気などの暗い時代には何も考えないで良い、ゆるくてふわふわした物語が好まれるでしょうし、逆もしかりです。

もちろん、「アンチ流行もの」も併せて流行りますが、流行が増えてから生まれる波です。

車輪の再発明にならないように、どんなものだったのかを把握したうえで、それを踏襲した作品を作ると良いでしょう。

現代的にアップデートすることが大事ということですね。

また、場所によって流行の波も変化します。

1992年から2004年に連載されていた「花より男子」と同系統の作品、「ツンデレ王子のシンデレラ」が、2017年の中国では、流行していたようです。

つまり、過去に日本が辿ったような流行が時間差で別の場所でも適応しうるということです。

加えて、流行が来ると分かって、あえて流行のアンチテーゼの様な作品を書くのも作戦としてはアリでしょう。

「ゼロから始める異世界生活」「この素晴らしい世界に祝福を!」は「異世界転生もの」のアンチテーゼとして書かれた作品ですが、ヒットしています。

いろいろ書いてきましたが、流行に対していろいろな作戦が立てられますね。

終わりに

15年や20年くらいのタイミングで、流行は一周します。

流行は世代交代や景気などの様々な要因で変わります。

そんな流行のタイミングを予測できれば、上手く流行に乗れて作品の評価されるかもしれないという記事でした。

また、過去のお話をそのまま移植したような形にするのではなく、

  • 現代の世相に合っているか?
  • 現代的にアップデートがなされているか?
  • 日本以外の場所でも流行を作れるか

などを留意するといいでしょう。

もちろん、自分がいいと思ったものを書くのが一番だと思います。

「流行に乗れば、楽かもしれない」のように気楽に考え、自分なりの予測を立ててみるのも面白いのかなと思います。

乗るしかない、このビックウェーブに!

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